転職は一度はするべきだと思った話
自分は過去一度転職をしたことがあるので、その経験について記載していきたい。
ビズリーチや、転職エージェントなど、
一応比較も兼ねてどれと特定せず利用して活動していた。
Linkedinは使っていなかった。
目次
自分の人生の過去、将来に対しての考え方が整理される
精神的に安定した状態で考えることができる
新卒入社時の就活で行った自己分析。当時は焦りながら行っていたはずだ。
就活が決まらなければ卒業後のレールを設置できないから。
社会人になってからの転職は「今の会社」というレールが
敷かれた状態で活動することができる。
橋を作らなければ崖から落ちる状況で、崖に向かって進んでる時、
恐怖が気になってしまい安心して本来の自己分析はできないはずだ。
今なら転職は必須ではないのだから、気長に、気楽に、しなくてもいいと
思いながら考えることで、就活の際に至らなかった考えが浮かぶことがある。
特にお金に対しての価値観が変わっているはず
また、一度会社員になっていることで、自分の生活を支えるための
お金を得るという経験をした上で、自分の価値観は何かを
改めて考えることができる。
自分で得たお金が自分の生活を支え、自分の得たお金で、
欲しいものを買った経験をしている。
仕送りされている学生時代は、無意識的にも親に忖度しているはずである。
その忖度がなくなり、完全に自分のためにお金を使った時、
それまでの使い方とは変わっており、そこに自分の本当に好きなものや、
価値観が現れているはずである。
目的地と、原点を考えてレールを選ぶはずである
転職を考える時、まず将来を考える。
将来どうなりたいからここで働きたい、こういう仕事がしたいなど。
将来何がしたいのか、たいてい考えが固まらない。
転職というレール替えは、一大決心だから、
真剣に考えなければ決めることができない。
ここで、考えることをやめるか、考えてみることにするかが、
転職するかしないかの分かれ目だと思う。
考えることをやめた場合、おそらくその会社で一生働くか、
次の考える機会が来るのを待つことになるだろう。
考えてみることにした場合、過去を振り返るはずだ。
自分の原点、原風景は何か。それを就活の時のように思い返して、
就活時よりさらに経験を積んでいて、そして追い詰められていない
精神状態で考えることになる。
自分はこれがしたかった、もしくは、自分はこれからわ逃れられない。
したかったことを軸に考えるか、もしくは自分の生い立ちや親の職業、
家族環境などで変わってくるだろう。自分の場合は後者だった。
自分には、生い立ちなどの部分で、決着をつけなければいけない事柄があった。
そこに決着をつけずに死ぬのは一生後悔すると気づいた。
だから、長期的な正解はわからないが、そこに決着をつけるために、そのスキルを得るために、次の会社を選ぼうと決心した。
未知の業界、人、考え方と出会える
面談という制度
今はベンチャー企業がたくさんあって、特にビズリーチ等を使い経歴を登録しておくと、面談オファーメールがたくさん飛んでくる。
面接ではなく面談と書かれていることがミソで、企業側は一回話してみて、よければ面接に進んでもらおうとして気軽に送っている。
基本、無料で話せる機会
事実上の一次面接ではあるが、これを利用しない手はない。ベンチャー企業の採用担当=たいていは経営者だ。
経営者と無料で面談できるのである。気になる企業があったら進んで受けてみるべきだ。自分は計10社ほど行ったと思う。
飲み会したり、テレビを見ているくらいだったら、ベンチャー経営者と話した方が良い。
考え方がアップデートされ、そしてまとまり固まっていく
先に書いた過去と決着をつけるために将来こうなりたい、そのために仕事ができる場所を探している。と面談の度に正直に話した。
知り合いに話すのは恥ずかしい話だ。まとまりもなく、考え方に抜け漏れも多い。自分の人生のことなのに。
だが、経営者は、その抜け漏れを指摘してくる。
「ここが固まっていないがどう考えているのか?」
「それはこういう仕事がしたいということか?」
指摘されると、今まで気づかなかった選択肢や、視点を得ることができ、だんだん考えがまとまってくる。そしてそのまとまった考えで、次の別の会社との面談に臨む。そしてまた次の深い指摘をされる。
10社ほど面談すれば、最後の方は、経営者からの指摘が少なくなる。
つまり、考え方が固まっているのである。
自分はこういう原点があり、将来こうなりたいと思っている、そのために貴社のこの部門でこういう経験がしたい。(自分の今までの業務はこう活かせるはずだ)
これが言えるようになっている。自分はこの段階で、複数社と面接に進み、転職に至った。
1社目の、そして会社員としての汎用スキル、マインドセットが確かめられる
転職後は、あの時のあの業務は・・・と全てが汎用、特殊の仕分け対象
転職すると、1社目の会社員時代にやっていたことが、作業だったのかスキルだったのか時間の無駄だったのか判明することがある。
1年間同じ業務を行なっていた時、2年目同じ業務を続けたことはスキルではなく作業だったとわかる。
会議の前にアジェンダを送りこの参加者だとこういう結論になりそうだと事前にシミュレーションし、会議に臨んだことは2社目でも通用し、スキルだったとわかる。
1社目は一生勤める可能性があるから、その会社が人生そのもので、周りに嫌われないように忖度して議論をし、忖度して依頼をためらって時間を取られていたことは、無駄だったとわかる。
将来を考えているから、会社に何を求めるかが1社目と変わっている
一生勤める可能性があると考えて働いているかどうかは、時間の使い方が大きく変わる。
一生勤めるかもと思っていると、残業が当たり前になる。人生に目標がなく、会社勤めが人生なので、会社にいる時間が長くなってもいいと思っている。
だから、会社以外に何かをしなければならないという使命がある人と比べて、仕事が遅くなる。
一度転職して、将来などうなりたいかがはっきりしていると、会社はあくまでその実現のための過程の一つだから、将来のために会社以外のこともすべきで、会社と同様に会社以外の時間も大事だということがわかって生活する。
時間の使い方が大きく変わる。
このように、一度転職を経験すると、人生の見方が変わり時間の使い方が変わる。自分が新卒の時に周りにいた転職組は、こういう考え方で仕事をしている人もいたんだと気付かされる。自分はビズリーチで面談したが、面談ができるサービスであれば、なんでも良いから、登録して、まずは無料でどこかの経営者と面談してみるべきだと思う。